姫百合幼稚園では、学校法人河野学園の教育理念のもと、子どもの育ちを「種育」と呼び、さまざまな保育活動を展開しています。
たくましく生きる力を育てる『種育』とは?
子どもたちの性格が一人ひとり違っているように、子どもたちの持つ将来の可能性だって一人ひとり違います。姫百合幼稚園では、子どもの秘めたる可能性を“種”と称して、その種を大きく育てるための“種育”を行っています。“種”から、ひとつでも多くの芽が育つよう、子どもが豊かに学べる教育環境を築いています。
ひめゆり幼稚園で育つ『5つの種』
子どもの一日は多彩で変化に富んでいます。活動の一つひとつがいろいろな形で絡み合っています。それゆえ、一つの遊びや活動で期待される育ちは、多岐にわたっています。
01 やる気の種(がんばる力が育つ)
子どもが輝くのは、遊びの中で設定した課題に、仲間と共に挑戦しているときです。自分なりのめあてをもって取り組む楽しさとやり遂げた満足感は、自信と次の意欲へとつながります。プールやなわとびは自分で達成したい目標を決めて取り組みます。
02 こころの種(思いやりや人と関わる力が育つ)
集団の中でみんなと気持ちよく過ごすには、相手の存在を受けとめ、そのうえで自分の思いを伝える社会性や思いやりの心が求められます。友達がいるから楽しい、みんなと一緒だから頑張れる、やさしくなれる。子どもは園生活の中でたくさんのことを学んでいます。
03 好奇心の種(自然の中で遊ぶという原体験)
気持ちをわくわくさせて遊んでくれる小さな生き物や草花。自然は子どもにとってかけがえのない遊び相手です。時には、大自然の中へ連れ出し、その雄大な美しさ、厳しさ、そこで遊ぶ楽しさを体験させたい。子どもは五感をフル回転させて、たくさんのことを学ぶでしょう。
04 げんきの種(生きる力を育てる食育)
外食や加工食品の利用が日常化し、毎日食べているものがどのようにそだっているか見えにくい時代です。食べることは生きることそのもの。「食」を中心にしながら、自然に親しみ、作物を育て、調理し、食を通して豊かな感性を育てていきたいと考えています。
05 まなびの種(考えるっておもしろい!)
子どもは新しいことに出会うたびに、「あれ?」「どうして?」と心を動かし、頭をめぐらせ、そして「へえ!」「わかった!」と感動し納得します。幼児期の学びとは、いろいろな活動や遊びの中でこそ培われていくもので、それが小学校以降の学習の土台になっていきます。