前回ご紹介した「かける・混ぜる」に慣れてきたら、次は献立にいろいろなミネラル食材を取り入れて、さらに幅広いミネラル補給にチャレンジ!

小魚(ししゃも、煮干し、じゃこなど)、海藻(海苔、わかめ、もずくなど)、蕎麦、雑穀、栗、小松菜、切り干し大根、納豆、ドライフルーツなどミネラル豊富な食材を、主菜や副菜、おやつにも積極的に取り入れましょう。

また、もうひとつ注目したいのが「オイル(油)」。オイルには、細胞膜の元気を保ち、ミネラルの吸収や老廃物の排泄をスムーズにするはたらきがあります。良質のオイル(低温圧搾のエクストラバージンオリーブ油やゴマ油など)を加熱しないで使いましょう。味噌と粉末だしとオイルを混ぜた「ミネラル味噌」をうつわに入れ、お湯を注げば簡単味噌スープに。このスープと粉末だし入りのおむすびで、ミネラル満点の朝食になります。

さらに、腸内細菌を整える「食物繊維」(オクラ、里いも、納豆、もずく、豆、芋など)や味噌、甘酒、麹、ぬか漬けなどの「発酵食品」も積極的に取り入れたいところ。ここに酢や梅干しをプラスすれば、ミネラルの吸収がさらによくなります。食卓全体のミネラルアップ!できることから始めてみてくださいね。

《今月のミネラルレシピ》

煮干しのサワーオイル漬け  ←クリック

コリコリ、シャクシャクした歯応えもたのしいれんこんとナッツ。豊富なミネラルを摂り入れるのにもぴったりな食材です。アレルギーがなければ、ぜひ食卓に並べてみましょう

 

食学ミネラルアドバイザー 国光美佳