子どもが口に何かをくわえたまま転倒しケガをする「のど突き事故」。あまり知られていませんが、1〜6歳ごろに多く発生しています。

 のど突き事故の原因として、最も多いものは「歯ブラシ」です。歯みがきをしながら歩き回るという行為は私たち大人も無意識にやりがちですが、子どもは大人に比べてとても転びやすいので、特に注意が必要です。歯ブラシをくわえたまま転倒して口腔内やのどにケガをした、場合によってはのどの奥に刺さった歯ブラシが脳まで達するような重篤な事故につながるケースもあります。歯みがきをしながら歩くことがないよう、子どもが小さなころから家族みんなで習慣づけしていきましょう。

 歯ブラシ以外では、箸、フォーク、スプーンなどでも同じような事故が起きています。箸やフォークなどを口に入れたまま、食卓から離れて歩いたり、遊んだりすることのないよう、気をつけましょう。

 また、アメリカンドッグ、焼き鳥、アイス、綿あめなど、棒のついた食品も同様です。食べ歩きしたくなるものばかりですが、食べながら転ぶと生命にかかわる事故につながるおそれも。お祭りなどの際にも、「必ず座ってゆっくり食べる」をお約束にしたいですね。

西武文理大学 茂手木明美