毎年、暑くなってくると海や川、プールなどでの水の事故に関するニュースが聞こえてきます。水とふれあうのは楽しい経験になりますが、同時にそこには事故のリスクもあります。特に、旅行やおでかけ先では大人も子どもも開放的な気分になるため、注意が必要です。

水辺での子どもの行動は一瞬たりとも気を抜くことができません。子どもだけで水に入ることは避け、必ず大人がそばで見守るようにしましょう。特に、川は大人でも危険の予測が難しく、浅瀬で遊んでいたはずが、状況が一変して数秒で流されてしまう……といったケースも起こります。水遊びの際には安全面を考え、キッズ用ライフジャケットの着用をおすすめします。ちなみに小型船舶乗船時には桜マークのついたライフジャケット(国土交通省が定めた安全基準に沿ったもの)の着用が義務化されています。乗船時に限らず、海水浴や川遊び、釣りなど水辺のレジャーの際には、子どもの生命を守るための事前準備をしっかりと行いましょう。

プールは「足がつけば大丈夫」と思いがちですが、子どもは浅い水深でも溺れることがあるので、大人が近い場所にいることを心がけましょう。

西武文理大学 茂手木明美