子育てハガキ通信

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  • 6月号子どものココロとカラダ作りは6歳までが勝負!
    6月号

    子どものココロとカラダ作りは6歳までが勝負!

    幼児期は生活習慣の基盤を作るとても大切な時期です。

    子どもはココロとカラダを発達させている段階です。

    特に、脳・腸・舌は3歳頃までにそれらの土台が完成してしまいます。

    どんなものを食べるか、どう食べるかによって、ココロとカラダの状態は大きく変わっていくのです。

    6歳までに食べたものと食べ方が、その子の一生の体作りのベースになります。

     

    間違った食体験は偏った食べ方が身についてしまうし、

    この時期に身につけた食習慣は、大人になっても変えにくいものです。その蓄積は生活習慣病を引き起こす要因にもなっていきます。

     

    30、40年後、わが子が肥満のメタボになっていたら嫌ですよね?

    健康で素敵な大人になってもらうためには、今が勝負です。

    ママ、パパ自身が元気なおばあちゃん、おじいちゃんになるためにも、子どもといっしょに生活や食べ方を見直すことはとても大事です。

     

    朝ごはんを食べること、良く噛んで食べること、「いただきます」や「ごちそうさま」のあいさつをするなど、良い習慣を家族みんなで身につけていきましょう!

     

    今すぐに全部、なんて考えなくて良いのです。

    できるところから少しずつで構いません。

    その心掛けが、子どもたちの今後の未来につながっていきますよ!

     

    管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓

  • 5月号何をどれくらい食べるか以上にどう食べるかが大事です!
    5月号

    何をどれくらい食べるか以上にどう食べるかが大事です!

    大きくなるためには、あれもこれも食べさせなきゃ!

    成長のためには、このくらいは子どもに食べさせないと!

    そんなふうに思っていませんか?

     

    子どもは、住んでいる環境、体質、体格、運動量、歯の発達、手や指の発達、それぞれみんな違います。

    なのに、「これくらい食べましょう!」という基準や目安があります。よく考えると「なぜ?」と思いませんか。

     

    子どもが10人いれば、10通りの食べ方や進め方があって良いのです。

    基準があるから、「その通りにしなきゃ!」と思い過ぎるママもいるでしょうし、分からないことだらけで目安がある程度ないと不安になるママもいるでしょう。ママの気持ちもさまざまです。

    だからこそ、「何をどれくらい食べるか」に焦点を当てるよりも、

    まずは、お子さんの食べ方を確認してみてください。

     

    ・良く噛んで食べられているかな?

    ・食べるのは早くないかな?

    ・姿勢良く食べられているかな?

    ・あいさつはしっかりできているかな?

     

    ・「おいしいね!」「たのしいね!」って気持ちで食べられているかな?

     

    「何をどれくらい食べるか」以上に、「どう食べるか」「どんな気持ちで食べるか」が大事! お子さんだけでなく、ママやパパについてもぜひチェックしてみてくださいね。

     

    管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓

  • 4月号基本は「ごはんと味噌汁」で大丈夫!
    4月号

    基本は「ごはんと味噌汁」で大丈夫!

    毎日毎日、家事に育児に頑張っているママたち。
    きっと、ママたちは毎日違うおかずを作って、子どもや家族に喜んでもらいたい!と思っているかもしれません。
    でも、毎日違うおかずを出さなければという思いから、お惣菜や加工食品に頼ってばかりでは、ココロとカラダの元気度は違ってきます。

    毎日の食事の基本は、「ごはんと味噌汁」でいいんです。

    ごはんと味噌汁は実はベストカップルで、必須アミノ酸のバランスも良いものなのです。先人はこれらに漬物や簡単なおかずでしたよね。それでしっかり知恵をはたらかせて体を動かすことができていました。

    現代の日本人は動物性タンパク質を摂りすぎる傾向にあります。動物性タンパク質の摂りすぎは腸内環境の乱れにもつながります。ただし、ごはんと味噌汁だけでOKなのには、ちょっとポイントがあります。
    ごはんはできれば玄米や分つき米、雑穀米などにしてみましょう。普通の白米よりもたくさんの栄養素を得ることができます。
    そして、みそ汁は具だくさんに。具の種類は多くなくていいので、とにかく具の量をたっぷりにしてみましょう。それに小さなおかずを加えれば、栄養的にもじゅうぶんバランスの取れた食事になりますよ。

    ★おすすめレシピ
    味噌汁はごちそう! 鮭の具だくさん味噌汁

    https://ameblo.jp/sanshokukenbi/entry-12425001971.html

     

    管理栄養士 幼児食アドバイザー 山口真弓

     

     

     

  • イヤイヤ対応は「現実ベスト」で

    イヤイヤ対応は「現実ベスト」で

    子育てのお悩みに対して、「こうやったらいいですよ」などと方法をお伝えすると、「そんなふうに自分はできない」と落ち込むママがいます。「落ち込む」という気持ちも大事な気持ちです。落ち込んでしまうぐらいに、「もっとうまくやりたい」向上心が強いのかもしれません。

    ママは何がしたかったのかな? それは何のために? このハガキでは理想のベストをお伝えしています。でも、いつでもそこには「状況」があるのです。うまくできないにはできない状況があるのです。その状況を考慮せずに、理想のベストをやろうとしたらつぶれてしまいます。

    方法はいつも同じ方法がいいとは限りませんし、イヤイヤ対応の正解も一つではありません。外出先などでは、放電も充電も後回しで、とにかく抱っこしてその場を立ち去るのがベストかもしれませんし、静かにしなくてはいけない状況なら、子どもがほしがったらお菓子をあげてもいいじゃないですか。

    <理想のベスト×状況→現実のベスト>と考えてもらったらいいです。今、自分にできることをやれば、それで十分です。いいお母さんとは、パーフェクトマザーでなく、「グッド・イナッフ・マザー」、つまり、完璧を目指すのでなくほどほどに、ということです。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

     

  • 「イヤイヤ!」に腹が立ってしまう時

    「イヤイヤ!」に腹が立ってしまう時

    「ママのバカ!」と子どもが言うとき、何か当たりたいくらいのモヤモヤがあって幸せでない、という話をしました。同じようにママが「子どものイヤイヤにイライラ」「育児が楽しくない」「子どもに当たってばかり」というときは、ママの中にも何かモヤモヤする気持ちあって、幸せでないのです。

    助けが足りなくて、一人で頑張っていて疲れているのかもしれません。そのことをちゃんとわかって、「よく頑張っているね」とほめてくれる人もいないのかもしれません。自分の育児に自信がもてなくて、辛いのかもしれません。

    ママはちっとも悪くないですよ。自分が幸せでないのに、人に優しくなんてできません。ですから、子どもの幸せのためにもママを幸せにしてあげないとね。ママにも放電と充電が必要です。

    いい方法があります。子どもがママの腕の中でイヤイヤするように、パパに後ろから抱き締めてもらって、ママのモヤモヤをパパになすりつけるつもりで、思い切りイヤイヤするのです。そして心の中で、(もう、イヤだー!)とか(パパなんかちっともわかってない!)など思う存分叫んで下さい。言葉に出さないから、誰の記憶にも残らないので安心。イヤイヤの放電効果を実感できますよ。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 「ママのバカ! キライ!」と言われたら

    「ママのバカ! キライ!」と言われたら

    子どもが「ママのバカ! キライ!」と言いたい時は、何か当たりたい気持ちがあるのでしょう。ママとのつながり感が弱くなっているのかもしれません。とにかく今、「幸せでない」のです。

    さあ、ママの出番です。「あ、あなたは今、幸せじゃないんだね。本当はそんなこと言いたいわけじゃないよね。どうしたの? ママのおんぶで幸せになる?」と誘ってみてのってくるなら、そのままおんぶして、「ああ、幸せじゃない! 幸せじゃない!」と共感しながら部屋を一回りしてあげたら、ママにくっつく安心感で落ち着くかもしれません。または、「あ、幸せじゃないね!」とママの方からさっさと抱っこしちゃうのも手です。

    充電か、放電かは子どもしだい。でも、こういう時はモヤモヤしているから、最初は放電でしょう。モヤモヤの中身がママにわかっているなら、「○○したかったね」などと、その気持ちに共感してあげればいいでしょう。でも、わからなくても大丈夫。「なんだかわからないけど、モヤモヤしてたんだね」と共感できます。放電のあとは、抱っこでたっぷり充電しましょう。

    要は、子どもの言葉に振り回されないことです。「バカ! キライ!」ってママに甘えているのね、と思えばいいのです。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 12月号激しいイヤイヤ、だだこね、かんしゃく
    12月号

    激しいイヤイヤ、だだこね、かんしゃく

    ダダこねが激しい時、ママはその対応に苦戦していることでしょう。そういう時って、実は子どももとても困っています。運転が下手で暴走してしまっているのに、自分の未熟さをどうにもできないのですから。ママも子どもも「自分はダメだ」と自信をなくしているかもしれません。

    もし、そんな状態だったら、「この子は、まだ運転が下手なんだな」と思ってあきらめてください。あきらめて覚悟してください。運転が下手なのは、ブレーキの練習不足なのかもしれません。または、甘えて泣くのが下手で、おおらかにイヤイヤができないのかもしれません。どちらにしても、ママも子どもも悪くないのです。ただ、今までのやり方では上手くいかないというだけです。困った時は、新しいやり方を手に入れるチャンスです。

    「こうしようね!」とママが手を添えて子どもの聞き分けをしっかり誘い続け、安全にイヤイヤを受け止めながら望ましい行動に導いていけばいいのですが、こじれてしまったイヤイヤやかんしゃくに対応するのは、なかなか大変です。そういう時は一人で頑張らずに、保健所や子育て支援のひろばなどで相談してみましょう。周囲の知恵や力を借りて、ママが安心できる状況を作ることが大事です。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 11月号気持ちを受け止めるコツは「体ごと受けとめて」
    11月号

    気持ちを受け止めるコツは「体ごと受けとめて」

    子どもはまだ自分の気持ちを言葉で表現できません。言葉のかわりに、気持ちを「体」で表現します。「イヤイヤ」といいながら、ママをぶったり蹴ったり、物を投げたり、壊したりすることもありますが、子どもは本当はお母さんをぶちたいわけでも、物を壊したいわけでもありません。ただ、どうにもならない気持ちを抱えきれないだけです。こんなときは、そのモヤモヤのエネルギーをお母さんの腕の中で思い切り放電させてあげましょう。

    ぶったり蹴ったり、体ごとぶつけてくる場合は、子どもを加害者にしないように子どもの手を握ってぶつのを止めさせたり、体ごと抱きとめたりしてママが嫌だと思うことはさせないで、心の中のモヤモヤをママの体になすりつけるようにして発散してもらいましょう。そして行動はしっかり止め、「くやしかったね」「残念だね」「ほしかったね」などと気持ちには共感してあげましょう。

    コツは、言葉だけでわからせようと説得するのではなく、葛藤して身もだえしている体を丸ごと受け止めてやることです。モヤモヤのエネルギーをママの体になすりつけて放電されると、ママの共感に「うん」と言えるようになり、落ち着きます。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

     

  • 10月号イヤイヤ対応のきほんは「放電+充電」
    10月号

    イヤイヤ対応のきほんは「放電+充電」

    さあ、いよいよ子どものイヤイヤをどう受け止めるか?という具体的な話をしましょう。イヤイヤ期以前の子どもは、思い通りにならないとウェーンと泣いてママのところに戻ってきてよしよししてもらっていましたが、イヤイヤ期になると、地団駄踏んだり、体を左右にゆすってヤダヤダしたり、床に寝転んで全身で身もだえしたりするようになります。なぜでしょう? それは、子どもの中に、アクセルだけでなく、ブレーキを踏もうとする気持ちが育っているからです。ブレーキを踏まなければ、葛藤は起きずに、ただ自分の思い通りにしようと突進するだけです。

    偉いでしょう!「思い通りにしたい」けど「それはダメだ」と葛藤して、身もだえしているのです。人に当たったり、物を投げたり、壊したりせずに、モヤモヤする気持ちを上手に発散(放電)しているのです。「よしよし」の充電とは反対に、「ヤダヤダ言わせて!」なのです。

    子どもがおおらかにヤダヤダ言っているのなら、親はまず見守って、気がすむまで放電させてあげましょう。そして、子どもが葛藤を乗り越えて立ち直ったら、乗り越えたことをほめて、ぎゅーっと抱いてあげましょう。これで「放電」+「充電」完了です。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 9月号ママは子どもに安心をあげる「充電器」
    9月号

    ママは子どもに安心をあげる「充電器」

    子どものイヤイヤにどう対応するかの前に、イヤイヤ期を支えるママと子どもの大事なつきあいについてお話します。

    700万年前、霊長類ヒト科として誕生した私たちの祖先が、言葉を使うようになったのは7万年前。長い間、私たちは言葉なしにコミュニケーションをとって信頼関係を作ってきた社会的動物です。人と人との信頼関係なしには、私たちは安心して今を生きていけません。

    子どもが「この自分でいいんだ」と自信をもって生きていくには、ママとつながっている安心感、「自分は大事な存在なのだ」と思えることが必要です。それがあるから、安心して自分の思い通りにならない気持ちをおおらかにヤダヤダと表現できるのです。「表現しても嫌われない」という安心感です。

    その安心感は、「共にいる」体感から養われます。親子で何かを一緒にするのも楽しいですが、何もせずただママに触れて、ママを感じる時間も大事です。子どもは不安になるとママのところに甘えていって、ママによしよししてもらうことで安心を「充電」して、また元気に離れていきます。ママの「安心をあげる充電力」は誰よりも大きいのです。ママが力を発揮するためにも、ママ自身の充電も忘れずに!

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

     

  • 8月号「気持ち」に共感、「行動」はコントロール
    8月号

    「気持ち」に共感、「行動」はコントロール

    「クイーンエリザベス号に乗って世界一周旅行したいな!」と思わず口にした時、「そんなの無理にきまっている。ばかばかしい!」と言われたらムカっとしませんか? ただ、「そうだね。行けたらいいね」と言ってくれればいいのに、と。

    気持ちはどんな気持ちもあっていいのですが、実際にクリーンエリザベスに乗るために皆が住んでいる家を売ろうとしたら困りますね。でもそうならないのは、大人は自分の「行動」をコントロールできるからです。

    子どもは「アイスクリームをおなかいっぱい食べたい!」と思ったら、まだ行動のコントロールが上手でないので制限なく食べてしまいます。「1個だけにしようね」と大人が作る「枠」が必要です。でも、それを言葉だけで「ダメ!」と伝えてもまだ無理。脳科学者の茂木健一郎さんいわく、「(2~3歳の)子どもの脳は、わかってもできない脳」なので、ママの言うことを理解はしても、実行はできないのです。

    「アイス、もっと食べたい!」と冷蔵庫に突進する子どもは、言葉だけでなく、体ごと止めましょう。ママの言葉で「アイス、いっぱい食べたいよね」と気持ちに共感しながら、ママの体で「でも、やめようね!」と行動をコントロールすることができます。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 7月号親が子どもの「ボス」になる
    7月号

    親が子どもの「ボス」になる

    気持ちのコントロールは、車の運転に例えることができます。自分の思い通りにしたい気持ちがアクセル。自分の気持ちを抑制するのがブレーキ。大人の私たちでもアクセルを踏みすぎて失敗したり、ブレーキを上手く踏めずに後悔したり、自分の気持ちの運転はなかなか難しいのです。その難しい運転を子どもは今、学び始めているのです。

    子どもは人生が始まったばかりの、この世の新入社員のようなもの。親は先を行く上司、ボスなのです。会社だったらどういうボスがいいですか?「困ったら相談しやすく、話を聞いてくれる人」「方針が明確で」「行き過ぎたら止めてくれて」「任せてくれて、でも最後の責任をとってくれる人」。逆に、新入社員に「どうすればいいと思う?」なんていちいち聞いてくるボスは困りますよね。

    子どもにどう接したらいいか?と迷ったら、「自分だったら、上司にどうしてもらいたいか?」と考えてみると、ママ自身の中からヒントがみえてくると思います。それにしても、新入社員ですから、社の方針には従ってもらわないとね。子どもの気持ちを尊重することは大事ですが、「ごはんの前は、お菓子はなし」と枠をつくり、子どもを導いていくことも親の大事な仕事です。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 6月号「しつけ」ってなんでしょう?
    6月号

    「しつけ」ってなんでしょう?

    『犬のしつけ』という本に、「犬をしつける目的は、犬を自由にするため」とあります。飼い主のそばを離れない犬なら、リードはいらない。吠えないようにしつければ、一緒にレストランにも行ける。子どもは犬とは違うけれど、しつけの目的が自由になること、というのは同じです。子どもたちは、いずれ親から離れて社会に入っていきます。その社会のルールが身についていれば、幼稚園、保育園に入っても自分らしく自由にふるまうことができます。しつけられていないと困るのは、子ども自身なのです。

    しつけは具体的には、親が「枠をつくる」ことから始まります。たとえば、「お菓子が食べたい」という子どもに、「もうすぐごはんだから、今はお菓子は食べないよ」という枠を作ります。枠ができたことで、子どもの中には<「聞き分けなくちゃ」⇔「いやだ」>という葛藤が生まれます。葛藤といっても、お菓子に恋する未練心の方が強力で、「いやー! 食べるー!」と親の枠にぶつかってきます。ここで親が枠をゆるめてしまうと、葛藤を乗り越えて「聞きわける」練習ができません。ですから、親は枠をゆるめず、泣いたり騒いだりする子どもを「ただ今、失恋中!」と受け止め、「聞き分ける力」を育てましょう。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 5月号イヤイヤっ子の心の中は…
    5月号

    イヤイヤっ子の心の中は…

    「おもちゃがほしい!」「お菓子、もっと食べたい!」「まだ家に帰りたくない!」などと子どもにイヤイヤ言われたとき。「だってしかたないでしょう。あのね…」と一生懸命ダメな理由を説明しても全然納得してくれなくて、ママの方がくたびれてしまった、ということはないですか?

    「どうしてわかってくれないの!」と思うとき、イヤイヤっ子の心を理解するには「失恋(=自分の思い通りにならないこと)」をイメージしてみるといいかもしれません。

    「彼は他の人のことが好きになったんだから、しかたないでしょう」などと理由を説明されても、そうそう簡単には納得できませんよね? 子どもも同じで、自分の思い通りにならないことはわかっている。でも、思いが通らないときのモヤモヤする気持ちを自分ではどうにもできないのです。

    イヤイヤ期の子どもの毎日は、いわば日々「失恋」の連続です。魅力的なおもちゃに失恋、大好きなお菓子に失恋。もっと遊びたい公園に失恋……。子どもの心の中には、大好きなママの言うことを「ウン」と素直に聞きたい気持ちもあるのですが、あまりにも未練心が大きいので、自分を通そうとする「イヤイヤ」のほうだけが目立ってしまうのです。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

  • 4月号イヤイヤが始まった! どうしよう! 
    4月号

    イヤイヤが始まった! どうしよう! 

    生まれてから順調に子育てしていたのに、イヤイヤが始まってから行き詰ってしまったという話をよく聞きます。できもしないのに「自分でやる!」と言い張ったり、「どうしてもこっちがいい」とダダをこねたり……。もうママの方もイヤーですよね。でもイヤイヤ期には、実はとても大事な意味があります。

    これまでイヤイヤが激しくなかったのは、まだ子どもの中に「自分はこうしたい」というプランがなく、「ママのプランが僕(私)のプラン」でよかったからです。でも今や、順調に育って「自分のプラン」を作れる力がついたのです。

    ですから、イヤイヤが激しくなってきたら、ママは「私の育て方は間違っていなかった!」と自信を持って、「ここまでよくやってきた!」と自分をほめ、まずは成長をお祝いしましょう。

    その上で、子どもの立場で考えてみましょう。自己主張が始まったばかりの子どもにとって自分の作ったプランは唯一絶対!なもの。まだ譲り合うという練習の経験がないのですから、とにかく主張することに頑張るのです。「自己主張」と「相手の主張を受け入れること」その両方ができて、譲り合うことができます。その練習がいよいよ始まりました。

    日本抱っこ法協会 公認ホルダー 阿部優美

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