10月の終わり頃から、発表会の劇の題材決めを子どもたちと相談して来ました。小さい組やお家の人たちにどんな劇を見てもらいたいか大きい組にしかできない劇をやろう!と考え候補がいくつかあがりました。最終的に3つの題材に絞り込まれ…絵本も読んでみて、それぞれどうしてその劇がやりたいのか劇の面白い所のアピールもして話し合いました。クラスで一つの題材なので勿論、全員がやりたい劇が出来る訳ではありません。多数決で最終的には「おむすびころりん」に決まりましたが、違う意見だった子どもたちに一人ひとりの気持ちを確かめに行き、「おむすびころりん一緒にやろう!」と誘っていました。そして、役決めでも、お爺さん役が誰も居なく、「お爺さんが居なかったら、お話が出来ないけれど、どうする?」と子どもたちと話しました。女の子たちが、「お爺さんは男の人だから、男の子にやって欲しいんだけど…」と言い始め、「お爺さんは、○○君が似合うと思う!」と推薦されて、照れながら引き受けてくれた男の子がいたり、一人ずつ、男の子たちに交渉し、その結果、「やってもいいよ。」という男の子が出て来たり…クラスのみんなから、「ありがとう!よろしくね!」と感謝され頼まれていました。みんなで劇をやろう!という気持ちが感じられて嬉しい姿でした。
衣装も決まり、順次、試着をしています。衣装を着ると更にテンションアップのたんぽぽ組。クラスやホールでの劇活動が大好きな子どもたち。自分たちでセリフを言ったり、大道具・小道具を動かしたり、効果音を鳴らしたり、覚える事も沢山ありますが、「大きい組すごい!」って言って貰える様に頑張っています。これからどうなっていくのか私も楽しみです。
たんぽぽ組 島 孝子