先週の金曜日……

 

大玉のトマトが赤くなりました!
1つだけ、収穫できるくらいの色になっていたので、大玉のトマトも初! 収穫をしました。
好きな遊びの時間に「トマトの収穫をしますよ~」と放送をかけると、学年問わず、沢山の子ども達が関心をもって集まりました。

 

 

年中組が栽培をしていますが、園にいるみんな、興味や関心をもって、栽培を見守ってくれているのだな……と改めて思いました。
ありがとうございます!

 

 

6月の中旬頃から、栄養士の先生が年中組の子ども達にトマトの育て方や栽培、収穫の仕方などを教えてくれています。
7月の月刊本しぜんが「トマト」ということもあり、子ども達はさらにトマトの栽培に興味や関心を寄せています。トマトの苗の前までしぜんを持って行って、しぜんを読みながら、収穫時期を調べたり、ページをめくったりする姿もあります。


しぜんには、トマトを使った料理が載っているページがあり、栄養士の先生直々に「ケチャップは大玉のトマトが12個くらいあったらできるよ」「トマトゼリーは大玉のトマトが5個あれば全員分作れるよ」「ミニトマトはミネストローネスープにできるよ」と教えてもらっていました。

大玉トマト5個なら……トマトゼリーなら……いま赤くなり始めている分が収穫出来れば作ってもらえる! と、トマトゼリーを作ってもらうために、みんな一生懸命収穫時期を調べたり、ようすをみたりしていました。

あと4個で、トマトゼリーが食べられる!

と思っていました。

しかし……先週の土曜日……

職員は合宿準備のために出勤していました。
朝、トマトのようすを見て見ると……

なんとも……残念な姿になっていました……。

カラスの目撃情報もあり、痕跡を見ても、鳥がつついたような跡になっていました。

CDをぶら下げていましたが、なんの意味もなかった……と担任はトマトの苗の前で崩れ落ちました。
「……カラスにやられてしまった……いろんなものと戦わなければならないな……」と悲しい気持ちでいっぱいでした。

これ以上犠牲を出すわけにはいかない…と、その日のうちに園にあるネットを繋ぎ合わせ、年中担任達で、なんとかネットを掛けてようすを見ました。


月曜日、カラスに食べられちゃった……」とたくさんの子ども達ががっかりした様子でした。
ネットを張ってからは落ち着いています……今のところは……。

「カラスに食べられないようにしよう!」と子ども達共々、どうすればいいかな~と日々一緒に考えています。

奇抜な色をしたペットボトルで風車を作るとカラス避けにいい、という話を教えて下さった職員もいます。
なんとしても、残りのトマトを守らなくては……と思います!

1つだけ収穫出来たトマトですが……合宿開けには収穫できそう! と思っていた淡く色づいていたトマトが全部食べられてしまったので、ずっと保管しておくのも難しいと考え……

 

今日の給食のお皿に、切った物を出してもらいました!
ほんの小さいサイズでしたが、「みんなで栽培して収穫したトマトだよ」「栄養士の先生が、年中組のみんなのために切ってくれたよ」「小さいけど、みんなで作ってきたトマトだから食べようね」「そしてもっとたくさん、収穫できたらトマトゼリーを食べよう!」と話しました。

普段トマトは苦手……と話している子ども達も「自分達で作ったものだから食べてみる!」「美味しい!」と笑顔になる子、「やっぱり苦手だけど……みんなで作ったトマトだから食べる!」と口にする子、収穫できた、という嬉しさいっぱいに口にする子……いろんな姿がありました。

 

 

みんなで分け合った一つのトマトですが、小さい一口だったかもしれませんが、無事収穫できてよかった、味わえてよかった、もっと収穫できるように、これからも頑張ろう! と思えた大切な一口だったと思います。

幼稚園は、明日から年長組の夏の合宿のためお休みです。
担任達も合宿に行ってきます!

ミッキークラブの子ども達、先生方にトマトのようすを見守ってください、とお願いしました!

来週からは保育参観ですね!
子ども達のようすはもちろんですが、トマトのようすも是非見て下さると嬉しいです。そしてトマトの栽培に明るい方はぜひ……アドバイスを下さると嬉しいです!

来週もみんなに会えることを楽しみにしています♪

 

 

 

年中組担任:渡辺楓、島村つぐみ