雪国合宿の日は家庭保育のご協力ありがとうございました!

記事のタイトル通りですが……1月の下旬に、ひまわり組で飼育しているまめちゃんが死んでしまいました。


小さくて、食いしん坊で、手に乗るので、ひときわ愛されているかなへびだったように思います。

前日にはミルワームを2~3匹平らげて、お腹もパンパン、みんなも「やっぱりまめちゃん、食いしん坊!」とニコニコしていた矢先……。

体育指導を終え、着替えと貸し出し絵本を済ませ、お部屋で過ごしている時でした。
お昼前に担任が発見し……伝えると皆が飼育ケースに集まってきました。

お腹を上にして倒れているまめちゃんを見て、「寝てるだけじゃないの?」「目が空いてるから死んでないよ!」とにわかに信じがたい様子の子ども達でしたが、持ちあげてもまるで反応を示さず、ぐったりしている亡骸に、クラス中が「死んじゃった……」という雰囲気に包まれました。

「こっちに移動してあげよう?」と一人の子が小さな虫かごを持ってきて言いました。


ティッシュを数枚重ねて置いた上に、まめちゃんの亡骸を入れました。

相談して、すぐに果樹園に埋める事になりました。

みんなで土を掘り、まめちゃんの亡骸と一緒に、園庭の隅に咲いている小さい野花やナンテンの実を少し頂いて入れました。

死んじゃった、とすぐに受け入れられる子もいれば「また捕まえればいいんじゃない?」と話す子、死ぬということがどういうことなのかよく分かっていない子など、様々でした。

 

すれ違う先生や子ども達に「まめちゃんが死んじゃったんだ」と口々に話すひまわり組です。「一生懸命お世話してたから、カナヘビも幸せだったと思うよ」と言ってくれる先生もいました。

お昼ごはんを終えた後、「お墓って書いておいた方がいいんじゃない?」と言う子が現れ、水野Tにお願いして木材を切ってもらい、お墓の表示を作りました。
午後になると、すずらん組でもまめちゃんが死んでしまった事を聞きつけて飛んでくる子ども達もいました。

すずらん組でも愛着を持って接してくれた子が沢山います。
ひまわり組、すずらん組の子ども達の数名で、一文字ずつ「かなへびのおはか」と書きました。

 

今でも「まめちゃんのおはか見に行こう」と子ども達から話が上がり、みんなでお墓参りに行っています。

今日もお墓参りにいくと、ナンテンの実がお供えされてありました。
誰が置いたのかは分かりませんが……なんだかじーんとくる担任でした。子ども達はこんなにもカナヘビを愛してくれていたんだなあと感じます。

まめちゃんが死んでしまった事はとっても悲しい事ですがこれまで愛着をもって接してきたからこそ、、死という経験に直面し、悼み、偲ぶという気持ちが芽生えたようにも思います。みんなの日々の思いや愛が、いろんな感情の芽生えの架け橋になっていると感じました。

これからも、子ども達の気持ちや思い、熱意に耳を傾けて、やりたい! をできる限り叶えるような保育を継続していきたい、と担任も改めて思いました。

まめちゃん、いろいろな気付きや経験、楽しい思い出をありがとうございました。元気でね!

ここちゃんとぷにちゃんのお世話は継続しています!


お世話チェック表も2月に突入しました。
「お世話するね~」と大人の手を借りずに自主的に水を変えたりきりふきをしたりする子もちらほら……。

 

クラスでは「みんなが大きい組になったら、かなへびのお世話をどうするのか、誰がするのか」という話を投げかけています。
1月から「なんとなく考えておいてね」と投げかけてきていた話題ですが、そろそろ本腰を入れて対話を重ねる必要があると感じ、投げかけるのですが「うーん・・・・」とまとまらない様子です。

頭や考えを整理できるように、今出ている案を共有できるように(ひらがなの読み書きの経験いもなるかな、という思いもあり)、大きい紙に、案をはりだしてみました。

すずらん組にも、なげかけています。
案が出たら、その都度書いたり、意見を言い合ったり、見て吟味してみたり……。

春までに、皆が納得できる案にまとまるよう、見守ったり、時には手を添えたりして、全員で考えていきたいです!

 

 

ひまわり組担任:渡辺楓