月曜日に「先生! とかげを捕まえたよ!」とひまわり組の仲間の何人かが見せに来てくれました。
園長先生に見てもらうと「かなへび」とのこと。
「飼おう!」と期待感や楽しみがいっぱいのみんな。
「飼うにはまず、飼い方を調べないとね」と話し、幼稚園にある図鑑を読み、園にあるものの中で必要なものを揃えました。
「かわいいね~」とメロメロの皆です。
園長先生にお願いをして、ミルワームも頂きました。
慣れない割りばしでしたが一生懸命つまんで食べさせようとするひまわりさん……。
結局その時はミルワームは食べず、やっぱり図鑑に載っているバッタや、クモのほうがいいのではないか、とみんなで話し、園庭に探しに行く子もいました。
「ここ」という名前も付けました。
子ども達が自分達で生き物を飼う、世話をするということを経験できるいい機会になると思います。
担任もカナヘビに関しては飼い方や育て方を調べました。まだまだ今の虫かごの環境では最低限、といったところです。バッタやクモも、捕まえる! と頑張っている子も居ますが、「バッタさわれなーい」「つかまえられなーい」とすぐに諦めようとする子が大半です。
触れないから、捕まえられないから、餌を食べられないとどうなるのか……大人が餌を用意して、快適な飼育環境を用意して、関心のない子ども達へ世話をするように担任が声を掛ける事は簡単です。しかし……それで子どもに学びや気付きがあるのでしょうか。
どこまで自分達で経験させるか、非常に悩んでいます。
生き物を飼うということは簡単ではないし、自分達が毎日美味しいごはんが食べられること、お腹をすかせずに暮らせることも、当たり前ではない事……皆の知らないところで、大人や、誰かが頑張ってくれていること……いろんなことを気付いていけるように、子どもの様子を見ながら語りかけていければと思います。
「もう少し大きいケースの方がのびのび運動できるかな?」
と相談して、大きいケースに飼育環境を作りました。
協力してケースを洗ったり土を敷いたりしました。
ここちゃん、のびのび暮らしているようです。
休日中は子どもホールにお引越ししました。
今日、子ども達には「生き物を飼うという事は、みんながここちゃんのパパやママになる事だよ。どれだけお世話したくなくてもしなきゃいけないし、エサだって探さなきゃいけない。お腹が空いてしまうから、食べさせてあげなきゃいけない。ひまわり組の仲間として迎え入れた以上は、みんなでお世話をしよう。先生だって、飼うために勉強しました。みんなもお家の人に、カナヘビって何を食べるの? どんなお世話をしてあげたらいいの? って聞いてみてね」とお話ししました。
子ども達からカナヘビの話が出た時は、お話しを聞いて下さったら嬉しいです。
そして飼い方等を教えてください!! 担任も切実です! 長生きさせたいです!
来週もみんなに会える事を楽しみにしています!
ひまわり組担任:渡辺楓