この「とうきょう すくわくプログラム」は、幼稚園や保育所などで、子ども達がすくすく育ち、好奇心や興味をもって、わくわくしながら遊び、学べるよう東京都と東京大学の研究機関が連携して推進している取り組みです。(R6年度から開始)
参加している園は、各園で子ども達の興味や関心に応じたテーマを決め、子どもの探究心を育むための環境構成や保育計画を実践しています。
ひめゆり幼稚園では、昨年度は「光・鏡・重さ」をテーマに、今年度は①「光・色・影」と②「音」をテーマにしています。
今回はそのテーマ①の、1学期の活動の様子を2回に分けてお知らせします!!
テーブルライトとライトトレー・カラーセロハン・ゼリーカップ・紙筒にセロハンを貼ったもの・水 を用意していると、早速数名の子ども達が集まってきました。
はじめはセロハンをちぎってトレーの中に並べているだけでしたが…。 保育者「スイッチ オン!」とトレーの下のテーブルライトの電源を入れると…
セロハンや水が光に当たり… 『キラキラする!』『きれい!』と子ども達。水がはいったカップにセロハンを入れてみたり、紙筒を覗いてみたり、探求がはじまりました。
保育者「水をいれてみよう!」と、カップに入っていた水をライトトレーの中にこぼしてみる。
『ブクブクが見える!』『ブクブク動いてるよ!』と子ども達は興味津々。
カラーセロハンをぎゅ~と、しぼってみると…
『あっ!!』『色!』(セロハンの色が落ちて、トレーの中に広がりました。) 子ども達の視線はくぎ付けです。
保育者はテーマを持って、子ども達に環境をあたえます。そして時々、遊びが発展するように、(問い)声もかけます。でも、何か答えがあるわけではありません。答えをもとめているわけでもありません。ただ、子ども達が興味のまま、気になることを試してみる… この時間が大切です。自分で問いを見つけて、確かめてみる… この探究心が学びの第一歩です。
次回はどんな活動になるでしょうか?
副園長 小幡 みのり